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宏精堂 家門表具店|襖 ふすま

営業案内

取扱商品・業務の一覧です。

ここに記載のないものでも、施工可能なものもございます。

御相談は無料で承っておりますので、お気軽にお尋ねください。

襖(ふすま)・戸襖

  • ・新調
  • ・張替え・下地の修理
  • ・縁・引手の交換
  • ・建て付け・滑りの調整

柄・紙の見本を多数取り揃えております。お好みのものをお選びください。

片面のみ、一枚のみの張替えもいたします。お気軽にお申し付けください。
(反りやねじれに弱い量産襖は両面同時の張替えをお勧めします)

太鼓襖・坊主襖

  • ・新調
  • ・張替え・下地の修理
  • ・建て付け・滑りの調整

各流派のお茶室のしつらえ、和室の書院、地袋、洋室の取り合いなど、お気軽にご相談ください。

ご注文から納品までの流れ

【襖の張替え、縁・引手の取替えの場合】

通常はお引取りの翌日に納品いたします。

ただし、ご注文の枚数や時期によっては異なる場合もございますので予めご了承ください。

なお、御見積もりは無料で承っております。お気軽にお尋ねください。

【1】 ご相談・お見積り (無料)

お電話 / メール / FAX にてお問い合わせください
概算金額・納期をご説明いたします。
ご訪問日(お引取り日)をご相談の上、決定します。

【2】 お引き取り (初回訪問)

見本帳より、お好きな紙や柄をお選びください。
お客様のご希望に沿った商品をご提案いたします。
詳細な見積もりと納期についてご説明いたします。
この段階でお断りいただいても料金は発生しませんのでご安心ください。
お客様にご納得いただいたうえで、襖を持ち帰らせていただきます。
通常はお引取りの翌日に納品いたしますが、ご注文の枚数や時期によっては異なる場合もございます。
ご不便をおかけすることになりますが、予めご了承ください。

【3】 納品 (再訪問) と お支払い

お預かりしていた襖を元の位置に取り付けます。
配達料・取付料はいただいておりませんのでご安心ください。
必要に応じて建て付け・滑りの調整等を行います。
作業に対して別途費用が発生することはございません。
お支払いは現金・カード・電子マネーまたは銀行振込にてお願いいたします。
銀行振込の際のお振込み手数料のみ、お客様にご負担いただいております。
(カード・電子マネーの取り扱いブランドにつきましては事前にお尋ねください)
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襖のこと / 歴史を紐解くと

『襖』と書いて『ふすま』と読みます。

語源については「衾(ふすま):寝具・布団」に似ているからとか、「伏す間(ふすま):寝間」に立てるからとか、諸説が有るようですが、別名を「寝間障子」とも言うので、おそらく後者の説だと私は思います。

正しくは『襖障子(ふすましょうじ)』『唐紙障子(からかみしょうじ)』と言う名称らしいですが、『襖』なのに『障子』ってへんですよね。でもそれは、時代と共に生活様式が変化して、名称が変わってきたという証拠でしょう。

実は『障子』というのは、物の隔てに立てて遠望を妨げる建具衝立類の総称なんですよ。なので皆さんが一般的に思い浮かべる『障子』は、正しくは『明障子(あかりしょうじ)』と言います。

一般的な『襖』と『障子』の中間に茶室の勝手口などに使われる『太鼓張り(たいこばり)』と呼ばれる襖障子があります。三者の違いは光の透過度で、白紙一枚を片面に張って光を通すものが『障子』、白紙を両面から張り光を少し通すものが『太鼓張り』、両面に紙を厚く張り全く光を通さないものが『襖』となります。

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襖の種類 (1) / 組子襖【くみこぶすま】

伝統的な構造でつくられた襖の呼称です。本襖(ほんぶすま)とも呼ばれます。

格子状に組まれた下地骨に下貼りをして仕上げた襖のことで、一般に襖といえばこれを指します。

襖骨の組子の上に下貼りの代わりにチップボール紙を貼り、工程を簡略化した襖です。

襖骨の組子の間にペーパーハニカムコア(蜂の巣状の紙)を用いた襖です。

襖骨の組子の上に1ミリ前後の薄い板を貼り、下貼りの工程を簡略化した襖です。
(主に中部地方で見られる襖で、関西では中部東海地方の工務店が建てる家以外では殆ど用いられることがありません。)

簡単に組んだ組子の上に下貼りの代わりに厚めの合板(べニヤ)を貼った襖です。


最近は片面に襖紙、片面に壁紙などを貼った「戸襖」も多くなっています。

組子襖は、量産度は低くコストもかかりますが、一般に強度があり耐久性にも優れています。
また、上貼りの自由度も高く張り替えにも適しています。

当店が新調で扱っている襖は、和襖とチップボール襖です。
(張り替えは組子襖全般を扱っています。)

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襖の種類 (2) / 量産襖【りょうさんぶすま】

典型的な量産襖。発泡スチロールなどを芯材に使った構造の襖です。

発泡プラスチック襖とともに典型的な量産襖で、3~5層程度に重ねたダンボールを芯材に使った構造の襖です。


量産襖は、軽量でコストも低いですが上貼りの自由度は高くありません。

また、縁を接着剤で留めているためはずすことができず、反りやねじれに弱いため、張り替えには適しません。(アルミ製の縁を使っているものもあります。)

さらに、張り替えはベタ貼りでしか貼れませんので、張り替え前の汚れやシミが浮き出てくる虞があります。


襖の状態を見させていただき、上記の内容を御納得いただいた上で、発泡プラスチック襖のみ、両面同時の張り替えを行う場合があります
(片面のみの張り替えでは反りやねじれが起こります。)

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和襖の作り方 / 骨下地から仕上げまで

はじめに 和襖は、骨下地の選定から、下貼り、建て合わせ、中貼り、上貼り、仕上げまで、多くの時間と手間をかけて1枚1枚作り上げます。
1.骨下地【ほねしたじ】

周囲の框(かまち)と中子(なかこ)で障子(しょうじ)のように組んだ木製の骨地。

一般的な大きさの襖で、中子の数は 縦3本 横11本 が標準です。

この骨下地に下貼り(したばり)を施すことで本襖(ほんぶすま)の下地を作ります。

2.骨縛り【ほねしばり】

下貼りの工程で第1段階の貼り方です。

障子と同様に骨に濃い糊をつけ紙を貼ります。

骨縛り用には、手漉き紙、茶チリ、桑チリなどの強い和紙を用います。

3.胴貼り【どうばり】

下貼りの第2工程です。

骨縛りをした後に行うもので、光線による襖の透けなどを防ぐために行います。

打ち付け貼り(うちつけばり)、透き止め(すきどめ)とも言います。

4.蓑掛け【みのかけ】

下貼りの中間の工程で、蓑のような重ね貼りとなるため蓑貼り(みのばり)とも言います。框の部分にだけ糊をつけて上へ上へと貼ります。

2枚が重なるものを二遍貼り、3枚が重なるものを三遍貼りと言い、最高八遍貼りまであります。(もちろんもっと多く重ねることも可能です)

蓑掛けに使う紙はそれほど上等なものは必要ないので、昔から反故(ほうぐ)という古い和紙(古文書や手紙、大福帳など)をつなぎ、裏返しにして使っていました。この反故、昔は紙が貴重だったから、要らなくなった紙を捨ててしまわずに裏返しにして襖の下張りに再利用したのでしょうが、今は古文書としての価値の方が高くなって、本物の反故を確保するのが難しくなっています。そこで、現在では代用反故として新しく漉かれた和紙を使う事が多くなってきました。

5.蓑押さえ【みのおさえ】

下貼りの最終工程です。

接着する全面に糊をつけ、蓑を押さえることから「べた貼り(べたばり)」とも言います。

これで本襖の下地は完成です。

この下地を持って現場に行き建て合わせ(たてあわせ)を行います。

6.耳梳き【みみすき】

蓑押さえが済んだ段階で、現場で建て合わせ(たてあわせ)をし、その寸法に合わせて角を落とし、框を削った後、下貼り段差を調整するために行う工程です。

耳梳きが終わると中貼り(なかばり)の工程です。

7.下浮け張り【したうけばり】

浮け張り(うけばり)とは、紙の周囲にだけ糊をつけて貼る工程です。

上貼りを浮かせた状態で柔らかく見せ、張り替えを容易にするために行います。

内部は浮いた袋状になるので袋張り(ふくろばり)とも呼ばれます。

1度目の浮け張りを下浮けまたは下袋(したふくろ)と言い、小判の和紙を棒接ぎ(ぼうつぎ)にして張ります。

8.上浮け張り【うわうけばり】

2度目を浮け張りを上浮け(うわうけ)または上袋(うわぶくろ)と言います。

上浮けには喰い裂き(くいさき)をした石州紙(せきしゅう)などを用います。

上貼りの紙の材質によっては、縦に接いだ喰い裂きの跡が目立つものもあるので、場合によっては横にのみ接いだり、上浮けの上に全面に薄い糊をつけた紙を貼る清貼り(きよばり)を行ったりすることもあります。

中貼りが終わると、いよいよ上貼り(うわばり)の工程です。

9.上貼り【うわばり】

最後に表面に襖紙を貼る工程です。

貼る材料はいろいろありますが、襖の場合は絹、麻、綿などの布や、「鳥の子(とりのこ)」をはじめとする和紙がほとんどです。

下貼り・中貼りのあと仕上げとして美しく、皺がよらないように四辺を濃い糊で貼り、乾燥してピン張るように素材に応じた特殊な技術を駆使しています。

10.縁打ち【ふちうち】

最終の仕上げ工程。縁を打って引き手(ひきて)を入れたら完成です。

さいごに

「襖の種類(組子襖)」で紹介した「チップボール襖」「ペーパーコア襖」「単板襖」は、下張りの工程(1~5)を省略することで「和襖」と比較して手間とコストを抑えています。

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張替え・新調の価格 / 価格だけでは見えない価値

襖の新調や張替の価格は、お店によって異なります。

新聞広告や折込チラシで「激安」価格を謳っている業者さんに比べると、もしかしたら高いのではと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか? でも実際はそんなことないんですよ。

例えば、激安価格のチラシに掲載されていることが多い「新鳥の子」という襖紙は、襖紙の中では最も廉価で、製紙・柄付けとも機械により一貫生産されているものです。また、「新鳥の子」の中でも紙の裏が茶色のものは「茶裏新鳥」と呼ばれ、下地の透けを防ぎ和紙の風合いを出すために行う中貼りの工程を省略して「水張り」で張れるものもあります。
(激安チラシの中には「茶裏新鳥」の張替定価を高めに設定し、信じられないくらいの割引率を謳っている悪質な業者もあります)

同じ上貼りの襖紙を使っていても、使用する下貼り・中貼りの紙や、どのような工法を用いるかによって、耐久性や価格も変わります。例えば、下地に「ペーパーコア」を使って水張りしたものと、伝統的な工法の和襖では、手間もコストも異なるのはあきらかです。プロが見ると仕上がりにも違いがありますが、お客様にとっては両者を比較する機会もありませんし、比較する基準が張替前の襖でしょうから、両者ともに綺麗に仕上がっていれば、その時点で違いは分からないと思います。つまり、安く仕上げようと思えば、下張り(下貼り・中貼り)の部分でいくらでも手間とコストを下げられる訳です。

ただ、襖を長期にわたり綺麗に保つには、下張り(下貼り・中貼り)の重要性が非常に高いのも事実ですから、当店で新調に用いる下地は「和襖」か「チップボール襖」ですし、たとえ「茶裏新鳥」でも「水張り」は絶対に行っていません

襖紙の種類やその特性、またお使いになる環境によって、それぞれに最適な工法があり、それを見極めて施工するには技術と経験が必要です。価格だけではわからないこともありますので、是非一度、お問い合わせ下さい

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アクセス
JR宝塚駅より徒歩2分です。
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宏精堂 家門表具店
こうせいどう かもんひょうぐてん

住所 〒665-0842
兵庫県宝塚市川面5-13-3

最寄り駅 JR宝塚駅

アクセス JR宝塚駅より徒歩2分です。
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電話番号 0797-85-1337

ファックス番号 0797-84-6107

メールアドレス info@kouseidou.jp

休日 日曜、祝祭日はお休みを頂いております。

設立 明治45年(1912年)

従業員数 一級表装技能士: 2名

事業内容 創業明治45年(1912年)、兵庫県宝塚市にある兵庫県表具内装組合連合会・阪神表具内装協会加盟の表具店(一級表装技能士の店)です。
襖・障子の新調や張替、掛軸・額の表装や仕立直し、屏風・衝立の新調や仕立直し、古書画の修復、和室・洋室の内装一式を承っております。
伝統を重んじながら、現代の家にも調和するしつらえを御提案いたします。

営業時間 平日(土曜日も含む) 9:00 ~ 19:00
(お電話でのお問い合わせは営業時間外でも承っております)

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